【②現地レポ 乗船から下船まで「きたかみ」内部を紹介】|【苫小牧 ➡ 仙台】フェリーで良い旅大航海!寝てたら到着あらヨット【デジタルデトックス】|19:00発 ⇒ 翌10:00着|お風呂喫煙室売店あり|太平洋フェリー

前記事の続きのような感じです。現地レポです。

タイトルはほとんど使いまわしですが、あらヨットのところ、寒いですね、すいません。

フェリー乗ってみたいけど不安、乗る予定がある方へ向けて、実際に乗ってきたのでいくらか不安を解消出来たら幸いです。
また長距離フェリーは当方初乗船となるので、「そりゃそうだろ」と思われる内容も多いと思われますが、感じたことはすべて書いてみます。拙文ですがご容赦ください。

記事内容は太平洋フェリー「きたかみ」苫小牧→仙台便 の情報になります。お間違えの無いようご注意を。

フェリーの予約・フェリーターミナルの情報はこちら

フェリーの予約に関しては以前書いた記事があります、参考までにどうぞ。

仙台港到着間近 ずっと曇っていました

ざっくり所感まとめ

  • 思っていたより設備が充実してる
  • ペットもOKらしい
  • 喫煙所あります
  • テレビ見れます
  • 寝て起きたら着いているお得感
  • 設備は充実しているが最低限
  • 携帯は基本圏外
  • Wi-Fiもあるが有料で低速
  • 現金しか使えない
  • 揺れは常にそれなりに感じます

全体を通して感じたことは「快適だけれど及第点、満喫するにはそれなりの準備が必要」

以下、乗船から下船まで詳しく書いていきます。

苫小牧西港フェリーターミナル到着から乗船まで

ポイント
  • 余裕をもって向かいましょう
  • 車を置いていく場合、駐車場に注意
  • 事前決済がカードの場合提示が必要
  • レストラン、売店、ミュージアムなど併設
  • 無料のドッグランあり

苫小牧西港フェリーターミナル到着まで

フェリーの出発時刻は19:00。

車やバイク、自転車などの車両と一緒に乗船する場合は、出発の120分前(17:00)まで、
預ける車両がない場合は、出発の60分前(18:00)までに到着している必要があります。

私は車両は預けず単身で乗船するため、60分前までに到着していればOKです。

フェリーターミナルまでは車での移動であったため、車はフェリーターミナルにある駐車場に停めました。

駐車場は第一駐車場と第二駐車場の2か所がありますが、第一駐車場は最大料金が無いため大変注意です。
第二駐車場はフェリーターミナルまで遠い側にあり、24時間最大500円で駐車することができます。

看板案内

また、駐車場横にはフェリー利用者が利用できる無料のドッグランがあります。
船旅はワンちゃんにとって、走り回れずストレスが多くかかります。そこまで大きくはないですが十分、ここで走り回らせてやりましょう。乗船前でも利用可能です。利用する際には利用規約を守りましょうね。

こういった気遣いはうれしいですね。

私は17:30頃に無事到着。無事第二駐車場に車を停め、フェリーターミナルの受付に向かいます。

フェリーターミナル受付

フェリーターミナル正面 駐車場から見た外観

フェリーターミナル内部に進みます。

フェリーターミナル自体の規模は大きくないのですが、入ってすぐに受付カウンターが見えません。

天井に吊るされている案内を頼りに受付カウンターまで進みます。

どうやら、入場したフロアは2階で受付カウンターは1階にあるようです。

駐車場を利用した場合2階から、車両をフェリーに預ける際は、車両の待機エリアがフェリーターミナルを挟んで反対側にあるので1階からのアクセスになるようです。

車両を預ける方の割合が多いのでこのような間取りになっていると思われます。

苫小牧西港フェリーターミナルは3社の会社が就航地としているため、受付カウンターも各社それぞれ3つあります。お目当てのカウンターへ向かいましょう。

少し迷いましたが受付カウンターに到着。乗船者登録と支払いは事前に済ませてあったので、予約番号を申し付けて搭乗券を発行していただきます。

この際、事前の支払いをクレジットカードにて行っていた場合は、使用したカードの提示が必要になります。お忘れの無いように。

乗船開始まで待機

乗船の案内があるまではターミナル内での待機となります。

フェリーへはターミナル3階の連絡通路から入場するため、3階には待合席が用意されています。

私は受付から乗船開始まで時間が多くなかったので、ターミナル内の施設を訪問することはできませんでしたが、売店、レストラン、ミュージアムなど併設されており時間を過ごすには十分です。

喫煙所もそれぞれの階に設置されており愛煙家の方でも満足できると思います。

乗船開始

連絡通路の自動ドアがおしゃれな開き方します

乗船開始のアナウンスがあり、連絡通路よりフェリーへ向かいます。

連絡通路は思ったより長く、期待感をより膨らませてくれます。

エスカレータも道中にあります、ワクワクです。

乗船券は連絡通路を抜けて、フェリーの入口にて提示することになります。
本来はチケットは3枚に切り離せる仕様になっており、入場の際に切り取られるようですが、ウイルス感染対策の観念から提示のみで良いとされています。

乗船券を提示し、いざ船内へ。

フェリー船内、乗船し就寝から起床まで

ポイント
  • 大浴場・シャワー室あり、タオルの用意はしておこう
  • 自動販売機ではカップ麺の販売も、電子レンジもあり
  • 喫煙所もあります、甲板は禁煙
  • トイレがとてもキレイ
  • 売店・レストランはあるが割高、事前に必要なものは買っておこう
  • 船内は現金しか使えません
  • なかなかに揺れます、エチケット袋はいたるところに
  • 基本圏外、長旅となるのでローカルで楽しめるモノを準備しておこう
  • Wi-Fi利用には乗船前の事前登録が必要

乗船前に準備しておくべきもの

  • 現金
  • 酔い止め (船内販売が無い場合がある)
  • バスタオル、タオル
  • 食べ物、飲み物、日用品
  • 携帯電波が圏外でも楽しめるもの
  • Wi-Fiを使用する場合は事前登録、決済

フェリー運航中は「携帯は基本圏外」「ショップ、自販機は現金でしか決済できない」「船内物価が割高」であるため、上記のものは準備しておいて損しません。暇以外は現金で解決できますが。

乗船

入って驚き、なかなかにきれいなものです。

中央階段、ブルーのライトが良い感じ

初めての体験とは良いものですね。

一通り船内を満喫してみました、紹介していきます。

艦内・お部屋・施設紹介

【艦内】
長ーいカウンター席、右はレストランです

高級感のある作りでございます。ステキですねぇ。

客室へ続く廊下、手すりも壁面に設置されています

入場したフロアは客室がメインになっております。他には浴場、売店などもあります。

階段の下にはキッズエリア。今は封鎖されています

中央に階段があり、上の階にアクセスできます。これもまたステキ。

テーブルは固定、イスは鎖で繋がれております、いくら揺れても平気です

こちらは談話できるスペースがたくさん。またレストランもこのフロアです。

時間帯により放映映像が異なります

プロジェクターによる壁プラネタリウム的なものも常に開催されています。奥にはマッサージチェアー2機、抜かりないですね。

デッキから、船を固定しているロープの巻取り装置が見えます、あそこまでは立ち入りできません。

入場フロアと上のフロア、どちらからでもデッキに出ることができます。

緊急時の避難場所

デッキにはイスなどの設置はありませんが、天気の良い日は極上のオーシャンビューを堪能することができます。

避難用の折り畳みボート
救命胴衣、お部屋にも置いてありますがデッキにも

なお、デッキ上で喫煙はできません。

【お部屋・セミシングル】

乗船日は朝からお仕事だったため、しっかり寝たいということで個室をチョイス。

個室までは口頭の説明のみで、案内はありません、自らの足で赴きます。

コンパクトなサイズ感

3帖ほどの広さで、ベット、テレビ、テーブル、手元灯・スピーカー、鏡、救命胴衣、フックが2か所、タオル掛け、タオルハンガー、コンセント3か所の構成です。

テーブル上には鍵が置いてあり、下船時には同じ場所に戻せば良いようです。

ベットはセミシングルということで、横幅はぴったり一人分といったところ。寝る分には特に問題はありません。
病院のベットのように、ベットから転げ落ちることを防止するため、小さい手すりが手前に設けられています。船体は常に揺れているため仕方ないのですが、案外邪魔に感じました。
またベットの枠にマットレスがはまっていますが、枠が高いのか、ベットに腰かけると太ももの裏に枠を感じます。細かい部分ですが。

テレビは地上波・BSのほか船内放送を視聴できます。
船内放送では緊急時の対応、航行状況(位置・進路)、デッキカメラのライブ、映画など視聴できます。これは面白いですね。
海上だと電波状況が良くないせいか、テレビの画質は良くありません。映像や音声の途切れはないので、そこまでのストレスは感じませんでした。野球も最後まで見られたので満足です。
頭側にスピーカーが設置されているので、音量で周りを気にすることなく視聴することができます。

運航経路はこんな感じで確認できます

手元灯はありがたいですが、なかなかの光量。室内灯を点けている状況とさほど変わりません。本を読むにあたってはストレスの無い光量といえるでしょう。

写真右がスピーカー、音量の調整はテレビリモコンでできます

タオルハンガーはハンガーの下部の水平部分が伸びる構造になっており、最大に伸ばした際はフェイスタオル2枚かバスタオル1枚を掛けられる長さになります。

救命胴衣を着用する状況にはなりませんでしたが、念には念を場所を確認しておいたほうが良いでしょう。ベット下部の引き出しに格納されていました。

日ハムは勝利したようです
【お部屋・C寝台】

帰りの便では別の部屋にしました。
フェリーの中でも一リーズナブルなC寝台、2段ベットとなっており、カプセルホテルのようなお部屋です。

セミシングルルームのベットだけという広さです

セミシングルのお部屋と比べると、テーブルはもちろんないですが、コンセントは1口(セミシングルは3口)、テレビ、鏡が無い仕様となっています。

実際入ってみるとこんな感じ、カーテンを閉めれば立派なプライベート空間です。
2段目へは階段でアクセス、階段の段にそれぞれ救命胴衣が収納されています。
【案内所・売店】

売店営業時間 18:00~21:30 8:30~9:30

カウンター右奥が売店になっています

フェリー入口すぐに案内所と売店があります。

添乗員の方が2~3名常駐しており、船内の案内、上等級への変更手続きなどのサポートをしてくれます。

売店では、各寄港地のお土産や旅の思い出となる小物から、お菓子・飲み物・日用雑貨に至るまでバラエティ豊かに取り揃えられています。またこちらのショップコーナーでしか手に入らない太平洋フェリーオリジナルグッズも用意されています。

左は軽食、奥は日用品雑貨、右はお土産雑誌といった並び

全体的に割高なため、日用品や軽食などは事前に準備しておくことをお勧めします。
特にタオル、バスタオルは用意が無く販売のみとなっているので、持ってきたほうがいいです。後述しますが、お部屋にタオルハンガーはありました。

太平洋フェリーオリジナルグッズも販売されています。マグネットを買いました。

また、公式サイトでは酔い止めの販売はしていないとの記載がありましたが、私が訪れた際には販売していた気がします。ともあれ、不安な方は事前に準備しておくことをお勧めします。
追記:帰りのフェリーで確認しましたが販売していませんでした。

そして、お会計は現金しか使用できません。レストラン、自動販売機も現金しか使用できないので用意しておきましょう。

【展望大浴場】

営業時間 入港の30分前までいつでも

男湯と女湯の間には給湯室、レンジもあります

大浴場があることは知っていましたが、入口がまんま銭湯の雰囲気です。いいですね~。

ポイントにも記載していますが、バスタオル・タオルは用意されておらず、売店での販売のみとなっています。事前に準備しておきましょう。

のれんを潜って靴を脱ぎます。シューズボックスは3段になっており、色とりどりのクリップが用意されています。サンダルなど似たような靴を区別するには便利ですね、不安な方は挟んでおきましょう。透明な袋も用意されているので、濡れたタオル、下着等をパッキングできます。

脱衣所は10帖ほど。鍵付きのロッカーが20台ほど設置されています。感染対策でロッカーはいっこ空けの間隔で使用できないようになっていました。

洗面台も5か所ほどあり、ドライヤーは3台、エチケット袋も置いてありました。
ドライヤーの風量はまあまあです。

浴場内は浴槽が2つ、運航中は船体が揺れるので浴槽は深めで余裕を持った水位に設定されていました。なかなかに船体は揺れていましたが、もちろん湯が溢れることはなかったです。
2つの浴槽ともにジェットバス付。実際入浴してみるとジェットバスと船の揺れによって結構流されました。ちょっと力を入れていないとその場には留まれませんね。浴槽内には掴まれるところがないので、あっても便利な気がしました。
浴槽は円形になっていますが、周りを覆うように手すりが設置されています。安全第一です。

洗体スペースは10か所以上はあったと思います。ボディーソープ、リンスインシャンプーが備え付けられています。よく見るタイプのモノで、泡立ちは悪いです。

浴室には大きい窓が2つ、それぞれ浴槽の位置に設置されています。時期が時期、もっと外が暖かい日であれば外の景色が楽しめたでしょうが、私がお風呂を頂いた際は窓は水滴で曇りきっていました。水滴を拭えばフェリーでしか見られない絶景が楽しめたことでしょう。

【レストラン グリーンプラネット】

営業時間

ディナー18:30 ~ 20:00
モーニング7:30 ~ 9:00
柱 兼 照明 兼 案内表示 スペースが少ない中でも考えられています

レストランはディナー、モーニングともにバイキング形式になっています。
ドリンクバーは無料でついてきます。お酒は別途注文するようですが、太平洋フェリーオリジナルのワイン、オリジナル焼酎があるようです。

券売機はシンプル。レストランは利用しなかったので会場の写真はありません

券売機にて食券を購入し入場するようです。

食べてないのでお味のほうは分かりかねますが、そりゃうまいでしょう。

【自動販売機・給茶機】

自動販売機はたくさん設置されております。

お酒もアイスもあります

種類が豊富なので気分にあったドリンクを探せます。

カップ麺自販機に付属の箸は短め、ビニールで個包装されています

カップ麺自販機もあるので、食べ物が無く小腹がすいた時にはもってこいですね。

また、給茶機も設置しており、お水、お茶、お湯はこちらから頂けます。カップ麺のお湯もここから頂戴しました。ボタンを離してからのラグがあるので注意です。(やられました)

【喫煙室】
右のバーは座ると意外とゆったりできます

客室メインフロアとレストランのあるフロア、それぞれに1か所ずつ合計2か所設置されています。あるだけでホッとしました。ここは飛行機では実現できないポイントです。

船内の雰囲気とは違い、ザ・喫煙室といったところですが、客室メインフロアにある喫煙室には窓があり、オーシャンビューを楽しむことができます。夜は室内灯が反射して見えません。

【Wi-Fi (有料)】

フェリー運航中はほとんどの時間、携帯が圏外となります。

艦内では有料のWi-Fiサービスに登録することで最低限の通信を行うことができます。

事前の登録・購入が必要なので、電波が必要な方は事前に済ませておいても良いでしょう。

就寝から起床まで

乗船の瞬間はテンションがあがっていましたが、一通り艦内を巡るとやることは無くなります。

私はよくスマホでクソゲーをプレイしますが、最近のクソゲーは圏外だとプレイできないものが増えてきました。過去には機内モードでプレイしていたゲームも今や通信環境が無いとタイトル画面から進みません。困ったものですね。

デジタルデトックスとはよく聞きますが、望んでいないデジタルデトックスは体に良いものではありません。

帰りの便では本を持っていこうと決心し就寝。

起床したのは朝9時。途中目が覚めることもなく熟睡できました。寝心地は良かったですね。

到着が10時なので帰り支度をします。と、9時半ごろ電波が復活します。

乗船してから携帯が圏外になる時間帯は、18:30頃~翌9:30頃の間、となります。

仙台フェリーターミナル到着 下船から仙台駅までの移動

下船

下船時はやることは2つ

1.部屋の鍵を部屋テーブル上に置き、部屋を出る

2.下船案内があったのち、チケットを回収ボックスに入れて下船

フェリーでの長旅も以上になります、忘れ物の無いようにしましょう。

デッキ上での撮影を忘れていた方は撮っておきましょう

仙台駅までの移動

私の目標地点が仙台駅であったため、仙台駅までのアクセスもざっくりお届け。

フェリー内で丁寧に説明の張り紙があります

仙台駅までは直通のバスで移動できます。

ターミナル1階の出口を出てすぐにバス停がありますので、そこで待ちましょう、いずれ来ます。

なお、ターミナルには喫煙所もあります。安心してください。

バスに乗り50分ほどで仙台駅に到着します。お疲れさまでした。

フェリーの予約・ターミナル情報

別の記事でまとめています。

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